トルコ・シリア地震被災者を助けたい 海外出身者の多い神奈川・愛川町役場に募金箱

愛川町役場受付に設置されたトルコ・シリア地震被災者への募金箱=同町角田

 トルコとシリアの国境地帯を直撃した6日の大地震での被災者を支援しようと、神奈川県愛川町では8日から募金箱を設置し、災害救援金の募金活動を始めた。日本赤十字社などを通じて被災地に届けられる予定。

 担当する町福祉支援課は「外国からの出身者が多く国際色豊かな町として、海外の情勢を敏感に捉えて対応・周知し、善意を募りたい」とし、町役場本庁舎受付付近に設置を決めた。町職員の親睦会からは10万円が寄せられ、町内の建築士で防災士の中山裕次さんは「耐震の必要性を再認識したが、被害が甚大。トルコは東日本大震災の際にも迅速に支援してくれた国。助け合いが必要」と善意を届けた。

 募金は個別に同課窓口でも受け付ける。問い合わせは同課電話046(285)2111・内線3350。

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