一般向け初!JR成田駅からB.B.BASE出発 早春の南房総をサイクリング

一般向け初!JR成田駅からB.B.BASE出発 早春の南房総をサイクリング

 JR成田駅から電車で出発し、早春の南房総をサイクリングで巡るツアーが、2月11日開催され、参加者たちがさわやかな汗を流しました。

 朝8時に成田駅を出発したJR東日本の「B.B.BASE」。約2時間半かけて和田浦駅に到着すると、サイクリストたちは最長56Kmにも及ぶ、房総半島南端の海沿いを巡るコースなどに出発していきました。

 海沿いのコースには途中、車やバイクでは渡れない自転車・歩行者専用の「和田サーフ橋」や、古く劣化した壁画をリニューアルし、2023年に完成したばかりの新スポット「ちくらアートな海の散歩道」、そして日本初の洋式8灯台の一つで、千葉県最南端に位置する登れる灯台「野島埼灯台」などがあり、参加者たちは写真を撮ったり休憩したりして、南房総の観光を満喫していました。

 一般向けには初めてとなる、成田駅から「B.B.BASE」が運行された今回のツアー。

 南房総市観光協会では、将来的に成田空港を利用するインバウンド観光客及び国内観光客を成田市内にとどまってもらい、南房総エリアへ誘客する可能性を検討するため、成田・南房総エリア間の直通列車を試験的に走らせたということで、今回はバスでの周遊も、併せて実施されました。

 なお、今回のツアーは、成田空港を利用するインバウンド観光客を見据えた取り組みであることから、成田市役所や成田市観光協会、成田空港活用協議会、成田空港温泉 空の湯、JR東日本千葉支社も協力団体として参加していて、成田空港温泉 空の湯では、成田駅で借りられるレンタサイクルを用意しました。

 コロナ禍収束後に本格化する、インバウンドを含めた需要を狙う様々な取り組みが、県内各地で盛り上がっています。

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