川崎・市民ミュージアム 東日本台風で被害の処分品、新たに約3万点

被災後の田中岑の「緑陰」=川崎市提供

 2019年の台風19号(東日本台風)で浸水した川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の収蔵品について、市は川崎ゆかりの画家の油彩画など3万107点を新たに処分すると発表した。今回で処分品は計7万3547点となった。いまだ多く残る被災品をすべて処理するには「10年近くかかるかもしれない」(市市民文化局の担当者)という。

 処分が決まったのは漫画雑誌1万4524点、ポスターなどのグラフィック6565点、19~20世紀写真6213点など。

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