「新型コロナ」の名称を「コロナ2019」に変更検討 厚労省

 厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の名称を「コロナウイルス感染症2019」と変更する方向で調整していることが関係者の話で分かった。5月8日に感染症法上の位置づけを「5類」に変更することが理由。

『新型』を名称から外す意図

 政府は5月8日に新型コロナの感染症法上の位置付けを「5類」に下げることをすでに発表しているが、これはインフルエンザなどの感染症と同じ扱いに変更することを意味している。これに従い、政府部内で「新型」という表現を止めることで特別視せず、日常へ移行することを後押しするねらいがあるという。名称変更は、5類へ移行される当日の5月8日から適用する方向で調整している。

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