フィリーズ ドミンゲスに続いてアルバラードと3年契約で契約延長

日本時間2月18日、フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は救援左腕ホセ・アルバラードと2026年の球団オプションが付属した3年契約を結んだことを発表した。前日には救援右腕セランソニー・ドミンゲスとの2年契約が発表されており、フィリーズによるリリーバーとの契約延長はこれで2日連続となる。アルバラードは年俸調停を回避し、1年345万ドルで合意していたが、そこに2年1855万ドル分の契約が追加され、3年総額2200万ドルの契約になることが報じられている。

現在27歳のアルバラードはすでにサービスタイムが5年を超えており、今季が年俸調停期間のラストイヤー。先日、調停を回避して1年345万ドルで合意したが、それを含めて3年2200万ドル+球団オプション1年で契約を延長することになった。年俸は今季が345万ドル、来季が900万ドル、2025年も900万ドルとなっており、契約ボーナスとして5万ドルを獲得。2026年の契約は年俸900万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)となっており、アルバラードには総額2200万ドルが保証される計算となる。

メジャー6年目の昨季は59試合に登板して51イニングを投げ、4勝2敗2セーブ、22ホールド、防御率3.18、81奪三振を記録。ポストシーズンでは12試合で防御率5.56に終わったが、ドミンゲスらとともにブルペンの中心メンバーとなり、チームのリーグ優勝に貢献した。スタットキャストのデータによると、アルバラードは昨季100マイル以上を207球も投じており、これは左腕でメジャー最多の数字(右腕も含めると6位)。通算457球が100マイル以上を計測しており、ピッチ・トラッキングが開始された2008年以降、これを上回る左腕はアロルディス・チャップマンだけである。

今オフのフィリーズは、ドミンゲスとアルバラードの契約延長に加え、トレードでグレゴリー・ソト、FAでクレイグ・キンブレルとマット・ストラームを獲得。ドンブロウスキー編成本部長は積極的にブルペンの強化を進めている。

© MLB Advanced Media, LP.