「ありがとう長崎」乗組員から感謝の思い、動画で届く 長崎・クルーズ船集団感染

感謝の思いを届ける動画

 新型コロナウイルスの集団感染を克服し、先月末に長崎を出港したクルーズ船コスタ・アトランチカの乗組員が、長崎での医療支援などに対して感謝の思いを届ける動画をインターネット上で公開している。
 乗組員のFranz・Yogyana氏が、クルーズ船情報を発信している「シンガポール・クルーズ・ソサエティ」のフェイスブックに投稿した。世界的なヒット曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」をバックに4分7秒。外国籍の乗組員らが日本語で「ありがとう長崎」「愛してる」などと笑顔でメッセージを送っている。
 停泊していた長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場を離岸した時の様子も収められており、小さなこいのぼりを振る乗組員の姿も。フィリピンに向けて航海中の同船。大海原を越えて、思いが伝わってくる。


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