エンゼルス・トラウト 練習試合で同僚との対戦が「とても楽しみ」

今回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でアメリカ代表のキャプテンを務めるマイク・トラウト(エンゼルス)は日本時間3月7日、ガーディアンズとのオープン戦に出場し、代表チーム合流前の実戦出場を終えた。ここまで6試合に出場して14打数4安打、打率.286、2二塁打、2打点、出塁率.412、OPS.841という成績。前日の試合ではセンターを7イニング守っており、「昨日は7イニング出場して、打席にも4回立った。身体の状態は最高だよ」と順調に調整が進んでいることに手応えを感じているようだ。

キャリア通算でオールスター・ゲームに10度選出され、MVPを3度受賞するなど、球界最高の選手の1人であるトラウト。昨季は故障の影響で119試合の出場にとどまり、わずかに規定打席に届かなかったが、打率.283、40本塁打、80打点、OPS.999をマークし、9度目のシルバースラッガー賞を受賞したほか、自身3度目となるオールMLBのファースト・チームにも選ばれた。

トラウトがキャプテンを務めるアメリカ代表は、日本時間3月9日にジャイアンツとの練習試合を行い、その翌日にはエンゼルスと対戦する。トラウトはジャイアンツ戦にDH、エンゼルス戦にはセンターでスタメン出場する予定となっているが、自身の所属球団との対戦を「とても楽しみにしている」という。「奇妙なことになりそうだね。僕はエンゼルスのクラブハウスで着替えるのかな? わからないけれど、とにかく楽しみだよ。同僚と対戦できるのはクールだね」と話している。ちなみに、その試合ではエンゼルスはタイラー・アンダーソンが先発する予定だ。

アメリカ代表のキャプテンとしてメンバー集めにも尽力したトラウト。豪華なメンバーが揃い、「素晴らしいチームになった。オールスター・ゲームみたいなものだよ」と戦力の充実度への手応えを口にする。「一緒にプレーすることのなかった選手たちと知り合って、同じ時間を過ごし、仲良くなるのは素晴らしいことだと思う。WBCについて、いいことしか聞いていない。特別な大会になるだろうね。とにかく楽しみたい。僕たちはかなりいいチームだけれど、ほかにも素晴らしいチームはたくさんある。どうなるか楽しみだね」と大会への意気込みを語った。

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