【強豪国だらけの世界大会⑨】過去2大会連続ベスト4、60本塁打男も擁するダークホース

第3回ワールド・ベースボール・クラシックから2大会連続で準決勝に進出しているオランダ。本土以外にもアルバ、キュラソー島などのオランダ領の選手で構成されたチームは欧州最強を誇る。今回も豪華内野陣を擁するなど、ダークホースとして注目されている。

監督は、現在ロッキーズで打撃コーチを務めるヘンスリー・ミューレンス。「ミューレン」と聞くと覚えている方もいるだろう。1994年から96年まで、千葉ロッテ、ヤクルト(現東京ヤクルト)でプレーし、95年にはヤクルトで日本一も経験している。

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他にも内野陣には現役メジャーリーガーが顔をそろえる。オールスターに3度出場し、レッドソックスからFAで今季はパドレスでダルビッシュ有の同僚になるザンダー・ボガーツ。

FAとなるもタイガースと再契約を結んだジョナサン・スクープ。2017年にヤンキースでデレク・ジーター越えの遊撃ではチーム史上最多の25本塁打を記録したディディ・グレゴリアス。そして、ゴールドグラブ4度受賞の、現在FAの名遊撃手、アンドレルトン・シモンズなど、経験豊富な実力者がそろっている。

シモンズの頭脳プレー✨ pic.twitter.com/4cZclw5V8g

— MLB Japan (@MLBJapan) May 3, 2019

第1ラウンドは台湾で行われるAグループで、キューバ、イタリア、パナマ、台湾と対戦。勝ち上がれば、東京ドームでの準々決勝へと駒を進め、アメリカでの決勝ラウンドに入ると、昨年のナ・リーグセーブ王、現役通算2位の391セーブを挙げているケンリー・ジャンセンも合流予定だ。

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