【今年が勝負年!➀菊池雄星】精悍な表情で迎えたメジャー5年目、昨季の雪辱を果たす新シーズン

不振からの復活、新天地でのデビューなど、勝負年を迎えた注目選手をピックアップ。メジャー5年目、ブルージェイズ3年契約2年目の菊池雄星も、昨季ローテーション落ちの雪辱を果たすべく勝負の新シーズンを迎えている。

昨年3月、3年総額3600万ドル(約50億円)ブルージェイズに移籍した菊池雄星。ローテーションの5番手で迎え入れられたが、結果を残せず8月にはローテーション脱落の屈辱を味わった。

そして迎えた2年目のシーズン。ヒゲも蓄え、精悍な表情でスプリングトレーニングに現れた菊池は、日本時間2月26日のオープン戦初登板で2回無失点5奪三振の素晴らしい投球を披露。見た目にも生まれ変わった左腕が結果を出した。

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オープン戦初登板で2回無失点5奪三振の素晴らしい結果を出しました!!#日本人選手情報https://t.co/dNLZfVtkfr pic.twitter.com/ZtgtGEjeBN

— MLB Japan (@MLBJapan) February 26, 2023

「すべての試合が自分にとって競争になるだろう。私は期待に応えなければなりません。それがこの春の主な焦点です」と語った菊地。チーム、チームメイトを失望させた昨季からの復活を誓った。

3月1日の2度目の登板でも2回無安打2奪三振無失点と安定したピッチングを披露。ここまでオープン戦2試合、合計4回無失点、7奪三振。防御率は0.00と安定したピッチングでローテーション入りに向け最高のパフォーマンスを見せている。

新たに採用された新ルール「ピッチクロック」も好投の要因にあげられている。菊池本人も、「それはテンポを合わせるのに役立ちます。メカニックやすべてについて考えすぎる時間はありません。すべてが単純化され、より簡単になると思います」と制限時間のメリットについて語っている。

For the first time in 2023…

PLAY BALL! ⚾️ pic.twitter.com/X1CUQ3TFfP

— Toronto Blue Jays (@BlueJays) February 25, 2023

昨季の雪辱を果たすべくハードワークの冬を過ごした菊池。「オフシーズンにやったことはすべてうまくいったと思う」。それは結果として現れ、ヒゲを生やした風貌の変化については「それが最大の成長かもしれません」とジョークも飛び出した。

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