スキーとキャンプが両方楽しめる!?冬のスキー場キャンプが最高だった

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冬は休業中のキャンプ場も多いですが、雪の中でもキャンプを楽しみたい…!そんな方におすすめなのが、冬のスキー場キャンプです。冬のスキー場ではゲレンデの一部をキャンプサイトとして開放しているところもあり、スキーやスノボで遊びながらキャンプができてしまうんです!そんな一石二鳥なゲレンデキャンプの魅力をご紹介します。

冬のゲレンデキャンプは楽しさ満載!

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近年はスキー場の夏の閑散期収益確保のために、ゲレンデを開放してキャンプ場にするところも増えてきていますが、なかには冬場もスキー場の圧雪の上でキャンプが出来るところもあります。

実は筆者は前々から冬のスキー場ゲレンデでキャンプをするのが長年の夢だったので、今回は冬のスキーキャンプの楽しさをご紹介していきます。

ウィンタースポーツが思う存分楽しめる

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冬のスキー場でのゲレンデキャンプなら絶対に外せないのが、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツです。

遊び終わったあとはゲレンデでそのままキャンプができるので、帰りの時間を気にせず思う存分楽しめますよ。

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また、ファミリーキャンプの場合はお子さんと一緒に遊べるソリ遊びもオススメです。

雪だるまやかまくらを作ったり雪合戦など、冬のスキー場ゲレンデキャンプなら更に楽しめる幅が広がります。

スキー場グルメが味わえる

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スキー場での楽しみは遊びだけではなく、美味しいご飯も醍醐味のひとつです。

休憩中に自分のテントで調理するもの良いですし、スキー場には必ず飲食店があるのでそこでしか食べられないスキー場名物グルメを味わう事もできますよ。

ここでしか見られない夜景や星空が楽しめる

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冬のスキー場ゲレンデキャンプでは夜景や満天の星空も魅力の一つ。

スキー場&キャンプ場の運営が一緒なら、場合によってはリフト停止中の夜にゲレンデ整備用圧雪車に乗せてもらい山頂から綺麗な夜景を堪能できる可能性も…!?

また、スキー場は山奥にあり民家や外灯も少なく高地にあり、冬は空気も澄んでいる事から遠くまで見渡せますので、普段なら絶対に見る事ができない景色を楽しめますよ。

スキーキャンプ場でキャンプをする魅力&注意点

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通常のキャンプ場ではなく、スキー場で楽しむキャンプならではの魅力はたくさん。

冬はもちろん、夏のスキー場キャンプでも味わえる魅力をご紹介します。

【魅力1】パノラマロケーションで開放的!

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スキー場ゲレンデの最大の魅力の一つがパノラマのロケーションではないでしょうか。

そもそもスキーゲレンデは開けている事が多く、スキーやスノーボードをしながら眺望も楽しむ事ができるスキー場も多くありますので、開放的なキャンプを楽しみたい方には魅力的です。

【魅力2】ゲレンデキャンプは料金が安くリーズナブル!

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キャンプ場を作る場合は管理棟、炊事場、トイレなどが最低限必要になり、電気や上下水道のライフラインの引き込みも必要なので一からキャンプ場を作るのは多額の費用がかかります。

その反面、スキー場は飲食店、トイレ、無料休憩所が最初から整備されており、コストをかけずにキャンプ場を作れます。

特に冬場は利用者も少ない事から、利用料金もリーズナブルで魅力的です。

【魅力3】周辺に温泉施設が多い!

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実はスキー場周辺には滑り終わったスキーヤーやスノーボーダーの疲れを癒せるように、日帰り温泉施設が整備されている事が多いのです。

そのため、キャンプの前後に温泉に立ち寄ることができて快適に過ごせますよ。

【注意点】ゲレンデキャンプはスキーヤー&スノーボーダーから目立つ!

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様々な魅力が詰まった冬のスキーゲレンデキャンプですが、もちろん注意しないといけない事もあります。

白銀ゲレンデでテントを張るとスキーヤーやスノーボーダーからもかなり目立ち珍しがられ、テント設営をしていただけで色んな方に声をかけられ静かにキャンプを楽しむのは少々困難です。

そのため、色んな方と喋れてラッキーと思えるような心持ちでスキーキャンプを楽しでみられてはいかがですか。

冬もキャンプができる!おすすめスキー場4選

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つづいて、筆者がオススメしたいスキー&スノボが楽しめるキャンプ場をご紹介します。

1. 【富山県】あわすのスキー場

筆者の地元富山県の「あわすのスキー場」キャンプエリアは、夏はスキー場のゲレンデがキャンプエリアになっており、冬のスキーシーズンもゲレンデの一部でキャンプを楽しめます。

ウィンタースポーツを楽しみながら自由にテントで休憩や食事もできますよ。

あわすのスキー場

  • 住所:〒930-1451 富山県富山市粟巣野1868
  • 電話番号:090-8267-6226
  • 利用料金:1泊1張り3,000円(限定5組ほど)
  • 公式:https://awasuno.com/summer/camp

2. 【新潟県】越後妻有松之山温泉スノーパーク

新潟県の「越後妻有松之山温泉スノーパーク」は、スキー場敷地の端っこスペースをテントサイトとして開放するスタイル。

2021年より冬期限定のキャンプ場がオープンし、思う存分スキーやスノーボードを楽しめますよ。

越後妻有松之山温泉スノーパーク

  • 住所:〒942-1434 新潟県十日町市松之山天水島909 松之山温泉スキー場
  • 電話番号:025-596-3133
  • 利用料金:大人 ¥1,650〜 /子供(小・中学生) ¥1,100〜 /幼児(小学生未満) 無料
  • 公式:http://www.matsunoyama-ski.com/snowcamp/camp-area.html

3. 【滋賀県】マキノ高原

滋賀県の「マキノ高原」は、林間サイトが「クヌギの森☆ウインターキャンプフィールド」として冬季OPENしています。

隣接するマキノ高原スキー場は雪遊びやスキーデビューに最適なファミリーゲレンデになっています。

ただし、利用者は降雪時に対処できる中級者以上に限られていますので、雪中キャンプ経験のある方にオススメのキャンプ場です。

マキノ高原

※降雪時に対処できる中級者以上のみ、利用可

4. 【宮城県】るぽぽの森オートキャンプ場

宮城県の「るぽぽの森オートキャンプ場」は、目の前が「みやぎ蔵王 セントメリースキー場」になっておりスノーアクティビティが楽しめます。

キャンプ利用時間内は「るぽぽの森」で何度でもお風呂に入れるので体を温める事もできますよ。

るぽぽの森オートキャンプ場

  • 住所:〒989-1502 宮城県柴田郡川崎町今宿小屋沢山39
  • 電話番号:0224-84-6611
  • 利用料金: フリーサイト2,500円〜 +(施設使用料金:大人 ¥700 /小・中学生 ¥300 /幼児(小学生未満) 無料)
  • 公式:http://www.rupopo.org/

冬のスキー場キャンプに必要なアイテムとは

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スキー場ゲレンデキャンプでは、アクティブにスキー、スノーボード、ソリなどを楽しめますが、その分、一般のキャンプ以上に準備を念入りにする必要があります。

雪中キャンプ経験者ならご存じの方も多いとは思いますが、雪中キャンプと一般のキャンプでは装備が変わりますので、今回はそのアイテムを紹介します。

荷物を運ぶのにソリを用意しよう!

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スキー場の圧雪ゲレンデキャンプで特に重労働になるのが、キャンプ道具の運搬です。

スキーゲレンデは滑走できるように圧雪車で整備されているので、駐車場から歩いて荷物を運ぶ必要があります。

そんなときに活躍するのが、雪遊び用のソリです。

キャンプ用のアウトドアワゴンだとタイヤ方式になっており利用できませんが、ソリなら雪があれば重い荷物でも簡単に運べるので雪中キャンプでもオススメですよ。

圧雪&雪中キャンプは木の杭をペグ代わりにしよう!

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テント設営で重要になるのがテントを支えるペグですが、積雪多い場合は一般的なペグでは対応する事は困難です。

そんなときに活躍するのが測量用などの木の杭

長さも色々あり価格も安く圧雪ゲレンデでも問題なく使え、太さもあるので荷重がかかりやすいワンポールテントでも十分支える事ができてオススメです。

その他に園芸用の杭でも代用できますし、ペグが抜けやすい砂地のサイトでも運用できます。

薪ストーブで雪を溶かさないよう木の板を用意しよう!

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標高があるスキー場の深夜の冷え込みは氷点下5℃以下になる事が多く、暖をとる事ができるストーブは必須です。

テントのサイズ次第では、火力が高く煙突からも放熱効果が期待できる薪ストーブの方が断然暖かいです。

ただ、雪のスキー場で薪ストーブを使う際はストーブ下部からの放熱で雪が溶けてしまわないように注意する必要があります。

薪ストーブのサイズ以上の木の板などで、熱が下の雪に伝わらないような工夫が必要です。

スキーとキャンプがダブルで楽しめる!冬のゲレンデキャンプ場は最高の遊びスポット

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冬のキャンプは寒いのでテント内で籠ったスタイルになりがちですが、スキーやスノーボードなどをアクティブに取り入れる事で濃度の高いキャンプになり満足度がより実感できます。

そして、思う存分ウィンタースポーツを楽しみながら、昼食や休憩なども自分のテントでする事ができるので費用も安く抑える事も可能なんです。

ただ、一般のキャンプに比べて装備もシッカリするのはもちろん、スキーヤーやスノーボーダーへの配慮も忘れないようにしながら、皆さんも夢の究極コラボを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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