真鶴町の松本一彦町長が選挙人名簿を自らの選挙に不正利用していた問題を巡り、町民有志でつくる政治団体は24日、町長のリコール(解職請求)を目指して5月にも署名活動を開始する方針を発表した。有権者の3分の1以上の署名が集まれば松本氏の失職を問う住民投票が行われる。団体は「松本氏の政治的責任は大きく、町政を託すことはできない」と訴えている。
今月設立された「真鶴の未来を考える会」(青木厳会長)は同日会見し、5月9日にリコールを町選挙管理員会に届け出て、翌10日から6月9日までに有権者6245人(3月22日現在)のうち2500筆以上の署名獲得を目指すとした。