オリオールズが乱打戦制しカード勝ち越し ラッチマンがサヨナラ弾

【アスレチックス7-8×オリオールズ】オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

5回までに両チームとも7点を奪う乱打戦となった4連戦最終戦は、9回裏にアドリー・ラッチマンが4号ソロを放ちオリオールズが劇的なサヨナラ勝利。8対7でアスレチックスを下し、3勝1敗で本拠地でのカード勝ち越しを決めた。オリオールズ5番手のフェリックス・バティースタが1勝目(1敗)をマークし、アスレチックス5番手のトレバー・メイに2敗目(2勝)が記録されている。

ここまで3試合で両チーム計38得点と打ち合いが続いていたカードはこの日も序盤から乱打戦の様相を呈した。1回表にアスレチックスが犠牲フライで先制すると、2回裏にオリオールズが4本のヒットとデッドボールなどで3点を奪い逆転。直後の3回表にブレント・ルーカーの2号3ランでアスレチックスが再び逆転するも、3回裏にはライアン・マウントキャッスルの6号ソロを皮切りにオリオールズが4得点。しかしアスレチックスも4回表にエステウリー・ルイーズのタイムリーで1点差に迫ると、5回表にはルーカーの2打席連続弾が飛び出し7対7の同点とした。

中盤以降は両チーム中継ぎ陣の好投で試合が膠着。白熱した試合に終止符を打ったのは若き正捕手のバットだった。9回裏、ここまでノーヒットだったラッチマンが先頭で打席に入ると右中間へキャリア初となるサヨナラ弾。メジャー2年目ながらすでにチームの中心的存在となった男が勝負強さを発揮した。ラッチマンは今季13試合で打率.373、4本塁打、9打点、OPS1.094の大活躍。メジャートップの捕手となることが期待されている25歳だが、その未来はもう目前まで迫っている。

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