在籍選手30人以上…チアゴ・シウヴァが過剰戦力に警鐘鳴らす「来季はもっと計画的に」

チアゴ・シウヴァが大量補強に警鐘鳴らす@Getty Images

チェルシーのブラジル代表DFチアゴ・シウヴァは、過剰補強で膨れ上がったスカッドに苦言を呈している。

18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝で、レアル・マドリードに2戦合計0-4で完敗したチェルシー。プレミアリーグでは残り7試合で11位、トップ4から17ポイント差も開いており、7シーズンぶりにヨーロッパ大会の出場権を逃すことが決定的となっている。昨夏に就任したトッド・ベーリー共同オーナーの下、2回の移籍市場で6億ポンド(約1000億円)もの大型補強を敢行したが、その影響で30人以上の選手が在籍することになり、チームに一体感がなく公式戦ここ7試合勝利なしと苦しい状況に。チアゴ・シウヴァはレアル戦後、「踏み出した最初の一歩は間違いだったけど、何が間違いだったのか確認する必要がある」と語り、来シーズンのチーム再建を求めた。

「監督を見て、“こいつが悪い、あいつが悪い”と言ったところで、自分たちがステップアップしなければ意味がない。クラブは厳しい局面を迎えている。当初は漠然としていたが、オーナーが変わり多くの選手がたちが入ってきた。ドレッシングルームが足りなかったから拡張したくらいだ」。

「ポジティブなのはチームに素晴らしい選手がいることだ。その反面、全員がプレーできるわけではないから、誰かがいつもイライラしたり、落ち込んだりする。監督は11人しか選べないのに、ここには30人以上の選手がいるんだ。それが問題だと思う。同じ失敗をしないように、来シーズンのプランをまとめなければならないね」。

フランク・ランパードは、トーマス・トゥヘル、グレアム・ポッター、1試合だけ指揮を執ったアシスタントのブルーノ・サルトール氏に続き今季チェルシーで4人目の監督に。就任から公式戦4連敗と立て直しに苦労している中、シウヴァは新しいボスが復活のきっかけになる保証はないと警告した。

「みんなが監督を交代させることを語りすぎている。選手である私たちも責任を持たなければならない。今シーズンはブルーノ含め4人目の監督を迎えたが、レアル戦では負けたしランパード監督でも勝つことができなかった。誰もが監督について話しているが、僕たちはまず何が間違っていたかを見つめ、変えようとしなければならない」。

試合ハイライトはこちら

© 株式会社SPOTV JAPAN