「夢の世界」で地域活性 「ROSE BEAR」吉川照美さん 遊園地内にテディベア専門店 29日に姉妹店オープン

 上越市大町4の輸入雑貨とテディベアの店「ROSE BEAR(ローズベア)」の姉妹店が29日、中郷区江口の遊園地、妙高サンシャインランド内にオープンする。遊園地内にテディベア専門店がオープンするのは全国で初めて。オーナーでテディベア作家の吉川照美さん(62)は「愛と夢とファンタジーをテーマに、夢のある場所を提供したい」と意気込む。

妙高サンシャインランド内にテディベア専門店をオープンさせた吉川さん

 店舗は、サンシャインランド入園口のすぐ隣。高さ約180センチの特大ベアが出迎えるそこは、まさに「夢の世界の入り口」だ。
 「大人カワイイ」大町店に対し、同店は遊園地らしくポップでパステル調のかわいらしさを演出。ピンク色の壁、シャンデリア型の照明、レースの装飾が心を弾ませる。

遊園地らしいポップな雰囲気を演出

 商品はテディベアをはじめ、小物やアンティーク調の雑貨など。新たに取り扱うリュックサックは、園内を遊び回る子どもにぴったりだ。
 またペット用品も取り扱う他、店内のフォトスポットでは飼い犬の撮影が可能。吉川さんの愛犬「トイ店長」が来店客を出迎える。
 今年は吉川さんがテディベア作家となり、ローズベア誕生から35年という節目の年。さまざまなイベントを構想中という。また吉川さんがデザインした、妙高の名物「はね馬」がモチーフのオリジナルキャラクター商品もお目見えする。
 「遊園地には夢が必要。おしゃれなもの、かわいいものを探しに若い人たちが訪れ、地域ににぎわいを生み出せれば」と願った。
 入店にはサンシャインランドの入園料が必要。営業は大型連休(GW)、土日曜、夏休みなどに限定。GWは29日から5月7日までの毎日、時間は午前9時から午後4時30分まで。通常の営業時間は午前10時から午後4時まで(園の開園時間に準ずる)。
 GWはオープン記念として、吉川さんを含むテディベア作家10人が、遊園地をイメージした作品を抽選販売する。また子どもも楽しめるワークショップや似顔絵体験もある。
 詳細は同店のSNSに掲載。姉妹店の問い合わせはサンシャインランド(電0255・75・5122)へ。

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