ツインズ・前田健太がIL入り濃厚 重症は回避も筋肉の張りと炎症

ツインズの前田健太は日本時間4月27日のヤンキース戦に先発したものの、右腕の違和感を訴えて4回途中で降板。11安打10失点という自己最悪のピッチングで今季4敗目(0勝、防御率9.00)を喫した。それから一夜明けてMRI検査の結果が明らかになり、ロッコ・バルデリ監督によると、重症ではないものの、筋肉に張りと炎症がみられたという。ツインズはまだロースター変更を決定していないが、バルデリ監督は「休養の時間が必要だろう」と話しており、前田は故障者リスト入りが濃厚となった。

前田は今月中旬にも腕の疲労を訴え、先発登板を1度スキップしている。中9日で先発した日本時間4月21日のレッドソックス戦では足首に打球を受けるアクシデントがあり、わずか2イニングを投げただけで降板。好投しながらも打線の援護に恵まれなかった試合もあり、8年契約の最終年を迎えた今季はここまで4試合に先発して0勝4敗、防御率9.00という不甲斐ない成績に終わっている。

前田は「トミー・ジョン手術の経験がある数人の選手と話をしたところ、手術からの復帰後にこのような感じになるのは正常の範囲内と言われました」とコメント。「もしトミー・ジョン手術を受けていない状況でこのような感じになっていたら、もっと心配していたと思います。でも、トミー・ジョン手術を受けた選手たちから話を聞いて、少し安心しました」と経験者の話を聞いたうえで、自身の状態についてあまり深刻には捉えていないようだ。

ツインズはパブロ・ロペス、ソニー・グレイ、ジョー・ライアン、タイラー・マーリーの先発4本柱が確立(ただし、マーリーは日本時間4月28日のヤンキース戦で肘の違和感を訴えて降板)。5番手を担っていた前田の代役には、今季それぞれ1試合に先発しているベイリー・オーバーもしくはルーイ・バーランドが起用されることになりそうだ。

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