エンゼルスがアスレチックスとの乱打戦に競り負け再び借金 大谷は1安打

【アスレチックス11-10エンゼルス】延長10回タイブレーク@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは最大6点差を跳ね返し一時はリードに成功したものの、9回表に同点を許すと、タイブレークに突入した10回表に3失点。その裏の反撃も及ばず10対11でアスレチックスに敗れ、勝率5割を下回ってしまった。アスレチックス4番手のアダム・オラーが1勝目をマークし、5番手のジューリス・ファミリアが2セーブ目を記録。エンゼルス4番手のハイメ・バリアは1敗目(1勝)を喫した。

エンゼルスは開幕から不安定な投球が続いている先発のホセ・スアレスがこの日も苦しいピッチング。1回表のブレント・ルーカー、ヘスス・アギラーの連続HRを皮切りに、2回表にはケビン・スミスの1号3ラン、3回表には再びルーカー、アギラーの連続HRを許すなど5本塁打を浴びて7失点と最悪の展開を作ってしまった。

しかし、エンゼルスはバットで試合を立て直す。2回裏にブランドン・ドルーリー、3回裏にチャド・ウォラックがソロ本塁打を放ち空中戦に応戦すると、6回裏にはマイク・トラウト、大谷翔平、アンソニー・レンドンの3連打から打線がつながり試合を振り出しに戻す。勢い止まらぬエンゼルスは7回裏にも二死からハンター・レンフローの二塁打でチャンスを作ると、ドルーリーがセンター前に運ぶタイムリーを放ちついにリードを奪った。

ところが土壇場でエンゼルスのリリーフ陣が崩れてしまう。8回途中から登板していた3番手のアンドリュー・ワンツが、回跨ぎとなった9回表の先頭から連続四球と制球を乱すと、ここで登板したバリアがさらにピンチを広げ、ルーカーに押し出しの四球を与えてしまい同点を許す。続くピンチこそレフトを守るテイラー・ウォードのホームランキャッチでなんとか凌いだものの、タイブレークに突入した10回表に3連打などで3点を失い絶望的な展開に。それでも打線がドルーリーの3号2ランで1点差に追い上げ、最後は一死1・2塁まで迫ったものの、ウォード、トラウトの上位打線が凡退し力尽きた。

「3番・DH」でスタメン出場した大谷は、捕手の打撃妨害、ショートゴロ、ライトへの二塁打、空振り三振、センターフライで4打数1安打。6回裏のビッグイニングを演出したものの、チームの勝利には結びつかなかった。今季の成績は打率.265、OPS.822となっている。

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