【第34節】アーセナル vs チェルシー
5月2日、プレミアリーグ第34節アーセナル vs チェルシーの“ビッグロンドン・ダービー”がエミレーツ・スタジアムで行われた。
序盤はアーセナルが猛烈なハイプレスで相手を押し込み、ボールを保持しながら攻める展開に。15分には素早いショートコーナーからブカヨ・サカがヘディングシュート。これは相手GKケパ・アリサバラガにセーブされたが、18分に左サイドからチャンスをうかがい、グラニト・ジャカからのクロスにマルティン・ウーデゴーアが左足を振り抜いて先制に成功する。
なかなかパスをつなげないチェルシーも25分、カウンターからベン・チルウェルが左サイドを抜け出しシュートを放ったが、アーセナルのGKアーロン・ラムズデールのビッグセーブで得点ならず。
31分にはアーセナルが再び左サイドから攻撃を仕掛け、ジャカからの鋭いクロスにウーデゴーアが左足を合わせる。1点目と同じような形でアーセナルが追加点を奪った。
攻撃の手を緩めないアーセナルは34分、左から右に大きく展開し、ベン・ホワイトがクロス。ガブリエウ・ジェズスの落としからジャカのシュートは相手DFに阻まれたが、こぼれ球をジェズスが蹴り込んでリードを3点に広げる。
チェルシーは前半アディショナルタイムにようやくボールキープしながら敵陣に攻め込む時間を作ったものの、崩し切るまでには至らず、3-0で前半を終える。
後半立ち上がりはチェルシーのペース。しかしアタッキングサードでの精度を欠いてゴールまで迫れずにいると、アーセナルが反撃に転じる。51分、CKからガブリエウ・マガリャンイスがヘディングシュートを放つが、これはチェルシーのDFチアゴ・シウヴァがゴールライン上でクリアする。続く52分にはカウンターからサカが折り返し、ジャカのシュートがケパを脅かす。56分から57分にかけては連続攻撃からサカが立て続けにシュートを放ちゴールに迫る。
それでも65分、チェルシーはマテオ・コヴァチッチからのフィードに左サイドから走り込んだチュクノンソー・マドゥエケがゴールを奪い1点を返す。
直近の試合ではここから崩れることの多かったが、この日のアーセナルは冷静だった。丁寧にパスをつなぎながらゲームをコントロールし、相手に攻め込まれてもゴール前での決定機は作らせない。終盤には攻め込まれる場面もあったが、カイ・ハフェルツのシュートはラムズデールが難なくキャッチ。結局このままタイムアップを迎え、アーセナルがリーグ戦5試合ぶりの勝利を収めた。
勝利したアーセナルは勝ち点を78に伸ばし、暫定首位に。敗れたチェルシーはこれでリーグ戦5連敗と泥沼から抜け出せずにいる。
次節、アーセナルはアウェイでニューカッスルと、アーセナルはアウェイでボーンマスと対戦する。
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