残り3試合とシーズン最終盤を迎えているプレミアリーグだが、アーセナルは守備の要であるウィリアム・サリバとオレクサンドル・ジンチェンコを欠く陣容でマンチェスター・シティとの優勝争いに挑むことになりそうだ。
センターバックのレギュラーだったサリバは3月16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16スポルティング戦の2ndレグで腰を痛めて途中交代。その後は欠場が続いている。
イギリス『デイリーメール』電子版によると、サリバの腰部には深刻な「構造的問題」があり、ドクターは負傷した当初から今シーズン中の復帰は難しいとの見解を示していたという。
しかしサリバ本人が復帰を熱望し、マンチェスター・Cとの優勝争いを演じるチームも彼をピッチに戻すためにあらゆる手を尽くそうとしていたため、一足先にシーズンを終えるという決断を下すのに時間がかかったという。
一方、左サイドバックのファーストチョイスであるジンチェンコは第35節ニューカッスル戦に先発出場したものの、ふくらはぎを負傷し途中交代。こちらも残り3試合の間に復帰できる見込みはないという。
両者とも手術の必要性はないというが、来シーズン以降の復帰を目指すことになりそうだ。
なお、サリバが抜けたセンターバックはヤクブ・キヴィオルが代役を務めており、ジンチェンコの代わりはキーラン・ティアニーが務める見込み。アーセナルではすでに冨安健洋が右ヒザのケガで手術を受けており、最終ラインの選手層に大きな不安を抱えたまま残りの3試合とマンチェスター・Cとの優勝争いに挑まなければならない。
なお、アーセナルは現在、勝ち点「81」で2位。首位マンチェスター・Cは「82」で1ポイント差だが、消化試合数はマンチェスター・Cのほうが1試合少ない状態となっている。