デ・ヘアに減俸提示のマンチェスター・U、英代表GKに関心か

マンチェスター・ユナイテッドは、来シーズンに向けて新たな守護神の獲得に乗り出す可能性があるようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

写真:契約を更新したばかりとは言え、チームが降格した場合はピックフォードが新天地を求める可能性はある ©Getty Images

マンチェスター・Uの守護神は現在、元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが務めているが、デ・ヘアとの契約は今シーズン限りで満了を迎える。クラブ側は1年間の契約延長の可能性を示唆しているが、第35節ウェストハム戦では致命的なミスで決勝点を献上するなどパフォーマンスが低下していることもあり、週給37万5000ポンド(約6316万円)という現行契約からの大幅な減給が提示されており、正守護神の座も確約されないという。

デ・ヘア側はすでにこの新しい条件を受け入れ、新契約にサインすると言われている。しかし、低パフォーマンスに対する批判の声も高まっており、他のクラブからより良い条件が提示されれば契約満了をもって退団する可能性もゼロではない。

その場合に備え、マンチェスター・Uはエヴァートンに所属するイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードに関心を示しているという。

ピックフォードは今年2月にエヴァートンとの契約を更新し、2027年6月まで同クラブに所属することになっている。しかし、チームは現在、勝ち点32の17位と残留争いを演じており、降格圏の18位レスター、19位リーズとの勝ち点差はわずかに「2」と予断を許さない状況が続いている。万が一、チームが降格となった場合、ピックフォードはプレミアリーグでのプレー継続を目指して移籍の道を模索する可能性がある。

なお、マンチェスター・Uはピックフォード以外にも、アンデルレヒトに所属する20歳のオランダ人GKバルト・フェルブルッヘンにも関心を示しているという。いずれにしてもデ・ヘアをファーストチョイスで起用する可能性は低いため、新たな守護神を確保しなければならないのは間違いなさそうだ。

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