FWA最優秀選手選出のハーランド、好成績の要因やCL決勝への意気込みを語る

写真:FWA最優秀選手に選ばれたハーランド。3冠達成に向けて意欲を燃やしている ©Getty Images

マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドがFWA(フットボール・ライターズ協会)による年間最優秀選手に選出され、受賞の喜びを語った。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ハーランドは昨夏、ドルトムントから5100万ポンド(約87億9200万円)の移籍金でマンチェスター・シティに加入し、2022-23シーズンはここまで公式戦通算51試合に出場し、52ゴールを記録している。

マンチェスター・シティはプレミアリーグを制し、FAカップとチャンピオンズリーグでも決勝に進出しているが、ハーランドは「決勝があと2試合残っている。プレミアリーグでは優勝できたが、これから迎える決勝で目標を達成するために集中力を保ち続けなければならない」とコメント。「両方のファイナルでいい結果を残し、ともに優勝できるよう、全力を尽くしたいと思っている」と意気込みを語った。

ハーランドは年間最優秀選手の投票で82%という圧倒的な得票率を獲得し、ブカヨ・サカやマルティン・ウーデゴーア(ともにアーセナル)を抑えて受賞した。これに対して「非常にうれしい気分だ。特別な瞬間だよ。移籍してうまくいくとは思っていたけど、ここまでのことになるとは想像していなかった」と語った。

プレミアリーグではここまで36ゴールを決めており、シーズン最多得点記録を更新している。ハーランドはこれだけの好成績を収められている理由について、次のように自己分析している。

「1試合ごとに集中し、自分たちのやるべきことにフォーカスしているからだ。僕は未来や過去に焦点を当てるのが好きではない。今この瞬間を生き、試合ごとに集中するのが好きなんだ。それはジョゼップ・グアルディオラ監督が我々に求めたことであり、我々が実際に取り組んできたことでもある」

マンチェスター・シティは5月28日にプレミアリーグ最終節のブレントフォード戦に挑んだ後、6月3日にはFA杯決勝マンチェスター・ユナイテッド戦、そして6月10日にはCL決勝インテル戦が控えている。ハーランドはシーズン最後の試合となるインテル戦について「我々のやり方で攻撃を仕掛け、自分たちのスタイルを貫かなければならない。最後にどっちが勝者となるのか、我々自身も楽しみだ」としている。

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