本命はケインも? マンチェスター・Uがリストアップする4名のストライカー

写真:長くトッテナムの“象徴”となっているケイン。来季はどこでプレーするか ©Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドが今夏の補強において最優先事項としているのはストライカーの獲得であり、エリク・テン・ハーグ監督はトッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインを迎え入れることに執心しているとされている。しかしイギリス『デイリーメール』電子版によると、マンチェスター・Uはケイン獲得を断念せざるを得なくなった場合に備え、他に4人のストライカーにも関心を示しているという。

ケインとトッテナムの契約は2024年6月までとなっているため、現状では次の2023-24シーズンがラストシーズンとなる。しかしトッテナムはプレミアリーグで現在8位、すでに来シーズンのチャンピオンズリーグおよびヨーロッパリーグ出場の可能性が絶たれており、ヨーロッパカンファレンスリーグ出場の可能性がわずかに残されている状況。トップレベルでのプレーを求めるケインが移籍を希望する可能性は高く、クラブとしても移籍金が発生する今夏のうちに売却に動く可能性がある。

マンチェスター・ユナイテッドがその移籍先の有力候補とされているが、トッテナムのダニエル・レヴィ会長は“タフ・ネゴシエーター”として有名で、ケインのオペレーションについても移籍の拒否、あるいは移籍金の値下げ拒否などを主張する可能性が高い。

マンチェスター・ユナイテッドとしてはケインの獲得を目指しながら補強が実現せず、前線に不安を抱えたまま新シーズンを迎えるという事態は避けなければならないため、他の獲得候補もリストアップしているという。

具体的には、ナポリでゴールを量産しているナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘン、フランクフルトのフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ、ベンフィカのポルトガル代表FWゴンサロ・ラモス、そしてアタランタのデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドが獲得候補に挙がっているという。

とは言えテン・ハーグ監督の希望はあくまでもケインの獲得であるため、マンチェスター・ユナイテッドとしては難しい立ち回りが求められることになりそうだ。

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