シャビ監督、メッシとのコンタクトを明かす。「すべてはレオ次第」

写真:メッシは来季、古巣バルセロナのユニフォームに袖を通すのだろうか ©Getty Images

バルセロナのシャビ監督が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ帰還について、メッシ本人と会話を交わしていることを明らかにした。イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。

メッシは所属するパリ・サンジェルマンとの移籍が今シーズン限りで満了を迎える。今月初めにはチームに無断でサウジアラビアに渡航し、活動停止処分を受けるなどクラブとの関係が微妙な状態になっているため、このまま退団となる可能性が高い。

移籍先としてはサウジアラビアやMLSなどのクラブが挙げられる中、最も可能性が高いとされるのが古巣バルセロナへの帰還。これについてシャビ監督は「レオとは話し合っている。すべてはレオ次第だ。彼が決断を下す必要がある」と明かし、個人レベルではあるがすでに話し合いをしていることを明かした。

また、ジョアン・ラポルタ会長に対しても「メッシがバルセロナに復帰することは理にかなっている」と伝えたそうで、「彼は私たちのシステムやアイデアに完璧に合致する。彼をどう生かすかというプランはすでに私の頭の中にある。全く疑いの余地はない」と断言した。

『デイリーメール』電子版によると、バルセロナは今夏、いずれもフリートランスファーで獲得できるメッシ、イニゴ・マルティネス(アスレティック・ビルバオ)、イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)の獲得を目指しているという。

I・マルティネスについてはすでに契約が合意に達していると報じられているが、万が一、バルセロナのサラリーキャップの問題が解決されずに選手登録が不可能になった場合、他のクラブに移籍できる条項が含まれているという。

また、ギュンドアンは3年契約を望んでいるとされており、バルセロナ側が32歳のギュンドアンに対してその価値を見出すかどうかが争点になるとしている。

メッシについてはサウジアラビアのアル・ヒラルが強い関心を示しており、3億ポンド(約520億円)という天文学的な金額の年俸を用意しているとされている。また、バルセロナ時代の盟友であるセルヒオ・ブスケツとジョルディ・アルバの獲得も目指しているようで、バルセロナとしても予断を許さない状況が続いている。

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