神谷そらほど回せとは言わないが…「スウェー防止」のウォームアップ術

スウェーしないとここまで捻転が深くとれます(撮影/服部謙二郎)

今回はバックスイングでのスウェー防止法を紹介します。肩や股関節の可動域が小さいと、クラブを上げるときに体を右にズラして“体を回している気”になってしまいがち。このストレッチで、正しく体を回転させる感覚を覚えましょう。

アドレスから右足を一歩前

アドレスの体勢から右足を一歩前に出し、両手をクロスさせて肩に乗せます。

(1)目線は上げずに仮想ボール位置べ。実際にボールを置いてもOKです
(2)上半身だけをひねる意識で、クラブを上げるようにゆっくり体を回します
(3)最初はゆっくり、回転量も小さく始めましょう。このとき意識するのは、「右足にしっかり体重を乗せ、右足裏が地面から離れないこと」と「お尻が右足の外側に出ないこと」
(4)ゆっくり小さい回転量でこの動きができるようになったら、実際のバックスイングと同じ位置まで回転させます。最終的には左肩がアゴの下に来るまで胸を回します。1日10~15回を目安に行いましょう。
(5)ゆっくりの動作で姿勢をキープできるようになったら、徐々にスピードアップ。最終的には実際のバックスイングと同じスピードで回転し、姿勢が崩れなくなったらOKです。

悪い例(左)と正しい姿勢(右)

ウォーミングアップで行うのはもちろん、ラウンド中も「スウェーしているな」と思ったときに、クラブを置いて動きの確認として行ってみてください。

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