FC東京がアルベル監督の退任を発表!就任2年目、構築途中でチームを去る「アリガトウ、ニッポン。サヨナラ、ニッポン」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

FC東京は14日、アルベル・プッチ・オルトネダ監督(55)の退任を発表した。

アルベル監督は長らくバルセロナの下部組織でコーチやアカデミーダイレクターなどを務め、2020年にアルビレックス新潟の監督に就任し来日した。

新潟では2シーズンを指揮し、チームの礎を気付くと、退任した2022年に明治安田生命J2リーグで優勝。6年ぶりのJ1昇格を決めていた。

バルセロナで育まれたポジショナルプレーを標榜し、攻撃的なスタイルを新潟に植え付けたアルベル監督。若い選手も積極的に起用するなどした手腕が買われ、2022年にFC東京の監督に就任した。

FC東京ではモダンなサッカーを標榜。チームのスタイル改革に乗り出すと、1年目は14勝7分け13敗で6位。2年目を迎えた今シーズンは、ケガ人や代表活動などで主軸選手を継続起用できず。それでも、ここまで5勝4分け8敗で12位につけ、チームも進化を見せ続けていた中での退任となった。

アルベル監督はクラブを通じてコメントしている。

「人生には出会いと別れはつきものです。それゆえに、今回の別れも私は人生の様々な経験のうちの一つとして冷静にそして自然体で受け止めています。ですから、クラブのこの決断がクラブと選手たちにとって最善なものになることを私は心から祈っています。ファン・サポーターのみなさん、どうか選手たちに引き続き熱い応援とたくさんのエネルギーを与えてください。みなさんの支えがあれば、間違いなく彼らは後半戦で素晴らしい戦いをしてくれることでしょう」

「私とともに戦ってくれたすべての選手たち、私のことをリスペクトしてくれてありがとう」

「大金会長、川岸社長、そして小原GM、私を信頼してくださり、そしていつも誠実に接してくださり、ありがとうございました。どうか私の過ちをお許しください。テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャーやホペイロ、クラブスタッフ、ランドリー&クリーニングレディ、食堂や施設のスタッフの方々、ありがとうございました。みなさんは素晴らしいプロフェッショナルであり、素晴らしい人間です」

「感謝の言葉とともに、日本に別れを告げたいと思います。アリガトウ、ニッポン。サヨナラ、ニッポン」

なお、後任監督が決定するまでは安間貴義ヘッドコーチが暫定で指揮を執る。

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