ヤンキースがサブウェイ・シリーズ先勝 メッツの借金は5に膨らむ

【ヤンキース7-6メッツ】@シティ・フィールド

ヤンキースは4点を追う4回表に集中打で5点を奪い逆転に成功すると、同点とされた直後の6回表にはジョシュ・ドナルドソンの犠牲フライで再び勝ち越し。そのまま逃げ切って7対6でメッツとの「サブウェイ・シリーズ」2連戦初戦を制した。ヤンキース2番手のロン・マリナチオが3勝目(3敗)をマークし、7番手のマイケル・キングが4セーブ目を記録。メッツ3番手のジョシュ・ウォーカーは1敗目(0勝)を喫した。

ニューヨークに本拠地を置く両チームの対戦は序盤から激しい打ち合いとなった。ヤンキースが初回にジャンカルロ・スタントンの6号ソロで先制すると、メッツも1回裏にブランドン・ニモの6号ソロとブレット・ベイティのタイムリーで逆転。メッツはさらにジェフ・マクニールのタイムリーなどで3回までに5得点と畳みかけたが、ヤンキースも4回表にDJ・ラメイヒューの7号2ラン、アンソニー・ボルピーとジェイク・バウアーズのタイムリーで5点を奪い一挙逆転と譲らなかった。

両チーム先発がノックアウトされ、ブルペン勝負となった試合を制したのはヤンキースだった。5回裏、ルイス・ギヨーメのタイムリーで同点とされた直後に登板した2番手のマリナチオが後続を抑えると、ヤンキースは犠牲フライで勝ち越しに成功。ヤンキース救援陣はこの薄氷の1点リードを6投手による細かい継投で最後まで守り切って見せた。特に8回表一死満塁のピンチで登板したクレイ・ホームズは、相手の4番・5番を相手に連続奪三振でピンチ脱出と圧巻の投球を披露した。

敗れたメッツはこれで地区首位ブレーブスと9.5ゲーム差の借金5と苦境が続く。この日の先発マックス・シャーザーは4回途中6失点と散々な結果に終わり、これで2試合連続KOと本来の力を出し切れていない。さらには今季26試合に登板しているリリーバーのドリュー・スミスが粘着物質使用の疑いで退場を宣告され、10試合の出場停止が濃厚になるなど厳しいチーム状況となってしまった。開幕前は地区優勝候補とも目されたチームだが、立て直しは容易ではなさそうだ。

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