洋上風力発電 道内での導入推進へ関係機関が議論

道内での洋上風力発電の導入推進に向けた会議が札幌で行われました。会議には
国や道、経済団体などおよそ20人が参加。担当者が「(洋上風力発電は)道内港の基地港湾としての活用や半導体産業・データセンターといった再生可能エネルギーを利用する産業の集積にも弾みになる」と述べました。

道内では現在、石狩湾新港で発電施設の建設が進んでいるほか、先月、石狩市沖など5つの区域が洋上風力発電の「有望な区域」に位置づけられました。この区域では今後、地元協議会の合意を得て、国から「促進区域」に指定されることで洋上風力発電施設の建設が可能になります。

きょうの会議では、漁業関係者から「協議会に漁業分野の専門家を入れてほしい」といった要望があり、国や道からは「他の地域での協議会には専門家が入っていて、協議会では期限を切らずに必要なだけ議論を重ねていく」といった説明がありました。

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