長崎県観光連盟会長に嶋崎氏

嶋崎真英氏

 長崎県観光連盟は14日、大村市内で通常総会と理事会を開き、任期満了に伴う役員改選で新会長に長崎自動車(長崎市)代表取締役会長の嶋崎真英氏(68)を選んだ。会長を8年間務めた宮脇雅俊氏は特別相談役に就いた。
 嶋崎氏は大村市出身。長崎商工会議所副会頭も務めている。取材に「観光立県を目指し、長崎の力強い観光浮揚に向けて会員の皆さまと一緒に力を尽くしたい」と述べた。任期は2年。
 退任する宮脇氏は総会で「どうすれば観光立県になれるか。一つは、ワンランク上のおもてなし。常にお客さまのニーズを先取りして応えることをしっかりやると、他との差別化ができる。その意識を醸成することに取り組んできた」と語った。
 総会は同市水主町1丁目の長崎インターナショナルホテルであり、会員347団体から約100人が出席。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ観光需要の早期回復を目指し、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」登録5周年などを踏まえた誘客を図るといった本年度の事業計画が報告された。出席者は今年5月に死去した野﨑元治元会長に黙とうをささげた。

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