50年以上の歴史を積み重ねてきた神奈川県大和市のショートコースのゴルフ場「緑野ゴルフクラブ」(同市中央林間西)が、来年1月に閉場となる。毎月第3日曜日に開かれる月例コンペが今月、600回を迎え、選手たちは最後の節目を惜しみながら真剣勝負を繰り広げた。
1972年開場の同クラブはニッパツ三ツ沢球技場の芝生部分とほぼ同じ広さにパー3だけの9ホールが並ぶ。最長72ヤード(約65メートル)と、小技を磨くのにはぴったりで、地元を中心に愛好者が訪れている。その中の腕自慢が集まる月例会は、年齢、性別を問わず、同条件で技術と経験を競う。18日は8歳から85歳までの63人が出場した。
ゴルフを通じた世代間交流の場にもなり、最年長の井英治さん(85)=大和市=は「この大会は生きがい」と話すほどだ。