日本時間６月24日、MLB機構とMLB選手会は来年６月８～９日（現地時間）に「ロンドン・シリーズ」の２連戦でフィリーズとメッツが対戦することを発表した。「ロンドン・シリーズ」は2019年に初開催され、レッドソックスとヤンキースが対戦。新型コロナウイルスのパンデミックを挟み、２度目の開催となる今年は日本時間６月25日からカブスとカージナルスの２連戦が予定されている。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「ライバル同士が対戦するのがベスト。ロンドンのファンに最高の野球を見せたい」と語った。
メッツはこれまでに1996年メキシコ、2000年日本、2010年プエルトリコとアメリカ、カナダ以外での公式戦を３度経験しているが、フィリーズにとっては初めての北米以外での公式戦となる。メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは「メッツが2024年のロンドン・シリーズをプレーするのを楽しみにしている。野球への関心は世界中で高まっており、メッツの絶対に諦めない姿勢をロンドンのファンに伝えられるのは名誉なこと」とのコメントを発表。フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーも「2024年のロンドン・シリーズに参加できることを光栄に思う。野球観戦をしたことがない人々にフィリーズの選手たちの才能をアピールする機会になるだろう」と述べた。
「ロンドン・シリーズ」はMLBの魅力を世界中に届けるための「MLBワールド・ツアー」の一環として行われており、MLBは2026年までにレギュラーシーズン公式戦24試合とエキシビションマッチ16試合をアジア、ヨーロッパ、メキシコ、ラテンアメリカの各国で開催する予定。マンフレッド・コミッショナーは「我々にとって、ロンドンは国際戦略における本当に重要な部分だ。2019年にロンドン・シリーズを初開催して以来、イギリスの野球は大きく成長してきた。ファンの数も倍増している。レギュラー・プログラムの一部にしたいと考えており、来年のロンドン・シリーズも楽しみにしている」とロンドンでの公式戦開催を毎年の恒例行事とすることに意欲を見せた。
The post 2024年の「ロンドン・シリーズ」はフィリーズとメッツが対戦へ first appeared on MLB.JP.
