日光市足尾地域に「慰霊碑」設置へ 栃木県日韓親善協会

 日本と韓国の友好のため交流活動などを行う栃木県日韓親善協会は27日、宇都宮市内で総会を開き、戦時中に日光市の足尾銅山で亡くなった朝鮮半島出身者の慰霊碑を立てることを決めました。

 総会は宇都宮市の北関東綜合警備保障で開かれ、県日韓親善協会の青木勲会長など約50人が出席しました。

 今年(2023年)2月に閉山から50年が経った足尾銅山では、第二次世界大戦中に戦時徴用などにより朝鮮半島出身者が働き104人が亡くなりました。

 協会では、母国に戻ることができなかった104人のために足尾地区に慰霊碑を建設する案を作り総会で可決されました。

 建設にかかる1千万円は寄付で募り今年12月の完成を目指します。

 このあと、元内閣官房長官で日韓親善協会中央会の河村建夫会長が「新たな日韓関係の未来」と題し講演を行いました。

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