もう来春の準備?年々早まるランドセル商戦

小学校入学を前のランドセル選び。来年の商戦が早くも本格化しています。「ラン活」を取材しました。札幌・東区のショッピングセンターでは、色やデザインの異なる
455種類のランドセルを取り扱っています。

「4万円から6万円がよく売れている。女児はアパレルでも人気のあるパステルカラー、男児は黒が圧倒的な人気ですが、マリンブルーやシルバーも人気があり商品数も増えています」

イオン苗穂店の担当者はこう話します。色のほかにも、軽さ・背負いやすさなどを重視している客が多いということです。そして・・・

「(この店では)一昔前は8月が商戦のピークでしたが、年々早まり、去年はゴールデンウイークがピークでした」(イオン苗穂店の担当者)

ランドセル商戦、年々時期が早まっているんです。

(客)「(孫の入学はまだ先だが)予習というかどんなものかなと。良いもの買ってあげたいな」

近年は、人気の色やデザインの品はすぐに売り切れてしまうため、良いものを
早めに買おうとする傾向が高まっているといいます。

ランドセル工業会の林会長は「職人が少なくなったり高齢化してきたこともあり、毎年作れる本数が限られている、なぜかというとほぼランドセルって手作りなんですよ。この種類のこの色は何本というように計画を立てて生産するのでその計画数に到達すると完売と(なる)」

価格帯も、5年前に比べ7,000円ほど高くなっています。大きな教科書やタブレットなどが入るようサイズが大きくなったことや、材料費の高騰が理由だということです。

林会長は「安いから悪い、高いから良いというものではないんです。背負ってみてこれは6年生まで、僕、わたし背負えるわというものを選んで楽しんで選んでほしいと思っています」

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