路線価公表 千葉県内の地点では上昇または横ばい

路線価公表 千葉県内の地点では上昇または横ばい

 相続税などを計算するときの基準となる、路線価が公表されました。

 千葉県内では下落した地点は確認されませんでした。

 路線価は相続税や贈与税の税額を算定するときに基準となるもので、国税庁が毎年、公表しています。

 県内に14ある税務署管内別に最高路線価を見ると、半数の7地点で、2022年と比べて上昇し、特に千葉西と市川では、10ポイント以上の上昇が見られました。

 一方、下落した地点はありませんでしたが、評価専門官によりますと、銚子は横ばいの数字となっているものの、実質的には下落傾向が続いているということです。

 県内の最高値は、船橋市本町1丁目船橋駅前通りの1平方メートルあたり236万円で、これは10年連続の最高です。

 次いで、千葉市中央区富士見2丁目、千葉駅東口駅前広場が194万円、市川市八幡2丁目本八幡駅前通りが172万円と続いています。

 このうち、千葉駅東口駅前広場は、全国の県庁所在都市別に比較すると、全国で13番目に高い結果になりました。

 この地点近くの千葉駅周辺については、再開発などが進んだことで、2023年3月に公表された地価公示も高水準だったことから、路線価にも影響しているものと見られています。

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