登校中の小学1年生の男子児童が信号機のない横断歩道で乗用車にはねられ意識不明の重体 宇都宮市

 5日朝、宇都宮市で登校中の小学1年生の男子児童が信号機のない横断歩道を渡っていたところ、乗用車にはねられ意識不明の重体です。

 5日午前7時40分ごろ、宇都宮市南高砂町の市道の交差点で、近くに住む小学1年生の男子児童(6)が横断歩道を渡っていたところ、右から来た乗用車にはねられました。男子児童は病院に運ばれましたが、頭を強く打って意識不明の重体です。

 交差点に信号機はなく、学校のほかの児童とともに登校中で、宇都宮南警察署によりますと、近くにある集団登校の班の集合場所に向かおうと一人で横断歩道を渡ったということです。

 警察は自動車運転処罰法違反の過失運転致傷の疑いで、宇都宮市下桑島町の介護士の女(33)をその場で逮捕しました。容疑を認めていて「横断歩道付近に人がいるのは認識していたが、横断はしないだろうと思って直進してしまった」と話しているということです。容疑者は知人に会いに行く途中でした。

 近所の人によりますと、現場の道路は直線でスピードが出やすく、さらに側道が斜めに横切っているため見通しが悪く、車同士の衝突事故が多いということです。

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