ディ・マリア、古巣ベンフィカへの帰還が決定

写真:古巣ベンフィカへの復帰が決まったディ・マリア ©Getty Images

ベンフィカは7月5日、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアが加入することをクラブ公式サイトなどで発表した。クラブ公式Twitterなどでは背番号11のユニフォームを着たディ・マリアの姿が公開されている。また、イギリス『BBC』電子版は「契約は1年間」としている。

ディ・マリアは現在35歳。アルゼンチンのロサリオ・セントラルでプロデビューを飾り、2007年に自身初のヨーロッパ移籍を果たした際のクラブがベンフィカだった。

ベンフィカでは3シーズンにわたってプレーし、2009-10シーズンには国内リーグと国内カップ戦の2冠獲得に貢献。その後はレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンとビッグクラブを渡り歩き、2022-23シーズンはユヴェントスでプレーした。リーグ戦26試合4ゴールという成績を残し、シーズン半ばにはアルゼンチン代表の一員としてカタール・ワールドカップ優勝に貢献したものの、1年間で退団することになり、去就が注目されていた。

盟友リオネル・メッシが移籍したアメリカMLSのインテル・マイアミやサウジアラビアの複数のクラブが新天地候補として取り沙汰されていたが、ディ・マリア自身は来年夏にアメリカで開催されるコパ・アメリカ出場を見据えてトップレベルでのプレー継続を望み、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせた古巣への帰還を決断した。

今回、13年ぶりにベンフィカに復帰することになったディ・マリア。リスボンには7月6日に到着する予定となっている。また、クラブは同日午後7時4分から本拠地エスタディオ・ダ・ルスの外側の広場に設置されているクラブのレジェンド、エウゼビオの銅像の近くで歓迎セレモニーを実施することを明らかにしており、サポーターへの参加を呼び掛けている。

© 株式会社SPOTV JAPAN