アリアンスペース、最後のアリアン5打ち上げを実施 仏・独の衛星を軌道投入

アリアンスペースは日本時間2023年7月6日に、「アリアン5」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた2機の人工衛星は無事に予定の軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:アリアン5(VA261)

ロケット:アリアン5 ECA+
打ち上げ日時:日本時間 2023年7月6日7時00分【成功】
発射場:ギアナ宇宙センター(フランス領ギアナ)
ペイロード:Syracuse 4B & Heinrich Hertz(H2Sat)

Syracuse 4Bは、通信衛星と地上局からなるフランスの軍事通信システム「Syracuse 4」を構成する2機の通信衛星のうち2機目です。Heinrich Hertz(H2Sat)は、ドイツのOHBシステムとドイツ航空宇宙センター(DLR)による高速通信や新しい技術の試験を目的とした「ハインリッヒ・ヘルツ」ミッション専用の通信衛星です。

なお、アリアン5は今回がラストフライトでした。今後の打ち上げは新型ロケット「アリアン6」に引き継がれることとなります。

【▲「Syracuse 4B」と@Heinrich Hertz(H2Sat)」(Credit: Arianespace)

■打ち上げ関連画像・映像

■打ち上げ関連リンク

Source

  • Image Credit: Arianespace
  • Arianespace \- A FRANCO-GERMAN SUCCESS FOR THE FINAL ARIANE 5 MISSION

文/sorae編集部 速報班

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