創部5年目でインターハイ初出場「歴史の一歩刻む」 足利短大附女子柔道部

 夏の高校野球栃木大会は連日熱戦が続いていますが、野球だけでなくスポーツに関わるすべての高校生が最大の目標、インターハイ出場を目指して戦いを繰り広げました。

 創部5年目にして初の団体戦インターハイ出場を成し遂げた足利短大附属高校の女子柔道部。部員は11人で、6月のインターハイ県予選では12連覇中だった國學院栃木に勝って悲願達成です。

(大将の岡崎弥乃亜主将)
「決勝では円陣組んで臨んだ。先輩たちの悔しい思いを背負っていたのでうれしかった」

 専用の練習場、取材した日の温度は36℃。1年生から3年生まで団結力の強さが自慢です。部が大切にしているスローガンは仏教用語の「一念」。「ひたすら深く思う」という意味のほか「非常に短い時間」を表現しています。高校の3年間はとても短い。この瞬間を柔道に打ち込むことの尊さを内藤監督は強調します。

(内藤暁監督)
「柔道に限らずこの夏はすべての高3にとって最後の夏。全力で悔いなく戦ってほしい」

(岡崎弥乃亜主将)
「部の歴史に残せて光栄です。このチームはやるときはやる、メリハリがあります。全国では無名のチームなので、1回でも多く勝てるように頑張ります」

 インターハイ女子柔道は8月10日から北海きたえーる(札幌市)で開催されます。

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