ラポルト、ユヴェントスではなく古巣への復帰を希望か

写真:古巣A・ビルバオへの復帰を希望していると見られるラポルト ©Getty Images

マンチェスター・シティでの序列が低下し、今夏の移籍が有力視されているスペイン代表DFアイメリク・ラポルト。ユヴェントスも強い関心を示しているようだが、本人は古巣であるアスレティック・ビルバオへの復帰を望んでいるという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。

ラポルトはマンチェスター・シティと2025年6月30日までの契約を結んでいるため、今夏、アスレティック・ビルバオがラポルトを獲得する場合、それなりの額の移籍金を支払わなければならない。

アスレティック・ビルバオはすでにマンチェスター・シティに対して2500万ユーロ(約38億4870万円)を提示しているというが、マンチェスター・シティ側が納得する額ではない。同クラブは2018年にラポルトを獲得した際、6500万ユーロ(約100億790万円)を支払っており、そのうち45パーセント程度、つまり3000万ユーロ(約46億1890万円)を回収したいと考えているようだ。

アスレティック・ビルバオとしては金額を上乗せして再オファーを提示しなければならないが、同クラブがDFにこれだけの額を捻出するのは今回が初めてではない。2017年夏には3200万ユーロ(約49億2650万円)を費やし、レアル・ソシエダからスペイン代表DFイニゴ・マルティネスを獲得している。

今夏、そのイニゴ・マルティネスは契約満了に伴いバルセロナに移籍した。彼の離脱によりアスレティック・ビルバオの最終ラインには大きな穴が開くことになったが、経験豊富なラポルトが加入すればその穴を埋められる。

ラポルト自身はアスレティック・ビルバオに移籍して多くの試合に出場し、スペイン代表に常時、招集される状態を取り戻したいと考えているため、獲得に向けて大きな支障はない。

一つだけ懸念があるとすれば、彼自身の年俸だ。現在、マンチェスター・シティでは780万ユーロ(約12億100万円)を得ており、これは元スペイン代表MFアンデル・エレーラとほぼ同額。年俸の金額を巡っては交渉が必要になるかもしれない。

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