小山・野木の突風 宇都宮地方気象台が「ダウンバースト」と推定 瞬間風速は約50メートルか

 宇都宮地方気象台は12日、10日に小山市から野木町にかけて発生した突風の種類は「ダウンバースト」と推定したと発表しました。

 10日午後7時前、小山市乙女から野木町中谷にかけて突風が発生し、民家の屋根が数軒吹き飛ばされるなどの被害がありました。

 宇都宮地方気象台は11日、職員を派遣して現地調査を行った結果、突風をもたらした現象は「ダウンバースト」と推定しました。その根拠として、突風が発生した時に活発な積乱雲が付近を通過していたことや、被害や痕跡が面的に分布していたことなどを挙げています。

 また、突風の強さは吹き飛ばされた屋根の状況から、瞬間風速約50メートルと推定しています。

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