横浜・港北区の居酒屋、高校生以下におむすび無料配布 子ども食堂PR企画

6月に開催された「おむすびの会」では行列ができる場面もあった(よつやグループ提供)

 手作りのおむすびを高校生以下に無料配布するイベントが16日、横浜市港北区新羽町の居酒屋「地鶏焼 味(み)くり家(や)」で開かれる。サケと昆布のおむすび2個が入ったパック200個を用意。ちくわの磯辺揚げと漬物を添えて、訪れた子どもたちに手渡す。

 同店を運営するよつやグループは連日、中学生以下の子どもたちに無料で夕食を提供する取り組みを展開。支援者に購入してもらった「フードリボン」1個につき、1食分の食事を振る舞っている。付き添いの保護者には1食300円で提供している。

 子どもたちの来店を増やすため、毎月1回「おむすびの会」を企画。気軽に足を運んでもらうきっかけをつくっている。

 午前10時半開始。なくなり次第終了する。大人には1パック200円で販売し、売り上げを次回の開催費用に充てる。

 担当者によると、子ども食堂はほぼ連日の利用があるものの、全体的な人数が伸び悩んでいるため、フードリボンの寄付は受け付けを一時停止している。一方、おむすびの会をはじめ、子ども食堂関連の活動費については広く支援を呼びかけている。

 問い合わせは、同店電話045(533)0398。

© 株式会社神奈川新聞社