空自が26日からフランス空軍と共同訓練実施

 浜田靖一防衛大臣は18日の記者会見で、26日から29日の間に新田原基地周辺空域等で航空自衛隊がフランス航空宇宙軍の航空機と日仏共同訓練を行うと発表した。

 浜田大臣は「航空自衛隊のF-15戦闘機等が航空自衛隊新田原基地に来日するフランス空軍のラファール戦闘機等と各種戦術訓練を実施する。フランス空軍機の訪日に併せて共同訓練を実施することによって、日仏間の相互理解を深化させるとともに同国による我が国周辺地域への関与を促進し、FOIPの実現に向けた意義深い取組みになる」と語った。

 また沖縄県久留米島エリアで行われた在日米軍海兵隊による海洋監視訓練に横田基地所属とみられるオスプレイが参加していたことについて、なぜ空軍のオスプレイが運用されていたのか記者団に問われ「訓練は市販のレーダーを用いて海洋監視訓練として行われたと承知しているが、米軍の運用に関することで答えることが困難」と答えなかった。

 浜田大臣は「在日米軍の訓練は安全保障環境等に応じて、我が国の防衛や日米安全保障条約の目的達成のために必要な運用や訓練を実施しているものと承知している。米軍の運用に当たっては公共の安全に妥当な配慮を払うのは当然で、安全面に最大限の配慮を求めるなど適切に対応していきたい」とのみ強調した。(編集担当:森高龍二)

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