連日の暑さから「熱中症」疑いで病院に… 命にかかわる熱中症の対策は?

 連日の暑さから熱中症の疑いで病院に搬送される人が相次いでいます。命にかかわることもある熱中症の対策について、改めて重要なことを聞きました。

 栃木県消防防災課によりますと、19日は午後4時までに14人が熱中症の疑いで救急搬送されたということです。県内では今年に入ってから18日までに、熱中症によって病院に搬送された人の数は483人で、去年(2022年)の同じ時期と比べて134人減っているものの例年と比べると多い傾向にあります。

 宇都宮市中央消防署の木村さんは頭痛や吐き気、それにけん怠感など熱中症の初期症状が表れた時には涼しい場所に移動して水分をとるなど適切な処置を呼びかけています。

 宇都宮市内のホームセンターでは、衣類用の冷感スプレーや冷感タオルなど約30種類の熱中症対策に関する商品を取りそろえていて、売り上げも好調です。新型コロナの5類移行で去年に比べて外出する機会が増えたことなどから、ホームセンターカンセキ全体では、熱中症対策に関する商品の直近1週間の売り上げが去年の同じ時期と比べて約3.8倍にまで伸びているということです。なかでも自然に凍結する素材を使い首元を冷やす、いわゆるクールリングの売れ行きが好調で、品薄が続いているといいます。

 冷房の適切な使用やこまめな水分補給はもちろん対策グッズなども効果的に活用し熱中症にならないための心がけが必要です。

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