新型コロナ5類移行後「初めての夏休み」 今年度開校した那須塩原市の箒根学園

 栃木県内の多くの小中学校や高校では20日終業式を迎えました。児童生徒は新型コロナ感染症が5類に移行してから初めての夏休みです。

 4つの小中学校が統合し、今年度(2023年度)開校した那須塩原市の箒根学園では240人の児童生徒が、新しい学校で初めての夏休みを迎えます。

 2学期制で夏休み前最後の登校日の20日箒根学園では9学年の教室をオンラインでつないだ集会が行われ代表の児童生徒らがこれまでに頑張ったことを発表。新型コロナが5類に移行して行動制限もなくなりやれることが増える夏休みが戻ってきます。

 一方文科省は、7月対話型のAI・人工知能である「チャットGPT」など、生成AIを小中学生や高校生が使う際のガイドラインを公表しました。使いこなす力を育てることの重要性に言及しつつ、批判的思考力への影響といった懸念を踏まえて成果と課題を検証する姿勢を重視しました。特に小学生の利用には慎重な対応が必要だと明記したほか、感想文などで生成AIを使ったのに自分の作品と装うのは不正だとも指摘しました。県教委もこのガイドラインを踏まえて対応するよう市町教委に通知しています。箒根学園でもこのガイドラインに沿った形でドリルや感想文といった夏休みの宿題について答えや文章は丸写ししないでと注意喚起を促し自ら考えることの大切を伝えていました。

© 株式会社とちぎテレビ