不登校の中学生に卒業後の進路選択の幅を 宇都宮市で通信制・定時制高校の合同説明会

 不登校の中学生に卒業後の進路選択の幅を広げてもらおうと、宇都宮市内で20日に通信制高校などの合同説明会が開かれました。

 合同説明会には、県内にある定時制や通信制などの9つの高校が一堂に集まりました。

 この説明会は、不登校の中学生と保護者を対象に、卒業後の進路選択の幅を広げより早い段階から進学の準備ができるよう、宇都宮市教育センターが初めて開いたものです。

 20日は、事前に申し込みのあった不登校の子どもがいる14組の家族と、旭中学校の相談学級に通う生徒10人が訪れ、それぞれの学校の特色などを真剣な様子で聞いていました。

 自宅からも説明を聞くことができるようオンラインでも対応し、今回は自宅から7組の家族が参加していました。

 県内にも多くの定時制や通信制の高校がありますが、宇都宮市教育センターによりますと、自分たちで資料を取り寄せると時間や手間がかかり不登校の子どもたちの次の一歩が遅れてしまう可能性があるためそういった手間を省けることが合同説明会のメリットだといいます。

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