直近8試合で6勝2敗のエンゼルス 大谷のトレード交渉を継続中

ヤンキース3連戦をスイープし、パイレーツとの3連戦にも2勝1敗で勝ち越すなど、直近8試合で6勝2敗と調子を上げ、貯金を2としているエンゼルス。プレーオフ進出の可能性を残すなかで、大谷翔平をトレードする可能性は低いとみられているが、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、エンゼルスは大谷をトレードする場合に備え、他球団との話し合いを継続しているようだ。大谷をトレードするか否かの判断は、トレード・デッドラインのギリギリまで引き延ばされるとみられており、大谷電撃移籍の可能性は消えていない。

エンゼルスは今季ちょうど100試合を消化して51勝49敗の貯金2。アメリカン・リーグのワイルドカード争いでは6番手という位置につけており、ワイルドカード3番手のブルージェイズとは4ゲーム差となっている。トレード・デッドラインまでの残り1週間で負けが込み、ワイルドカード獲得が難しくなった場合は、大谷のトレードに動く可能性もあるが、「ESPN」のバスター・オルニー記者は「プレーオフ争いにおけるチームの位置はあまり関係ない」と指摘する。オルニー記者は、チーム関係者の話として「アート・モレノ・オーナーが大谷と再契約するチャンスがあると考えていれば、再契約の可能性を残すためにトレードはしないだろう」と伝えており、大谷のトレードが実現するかどうかは、結局のところモレノ・オーナー次第ということになるようだ。

オルニー記者は、もしモレノ・オーナーが大谷のトレードを決断した場合、「エンゼルスのプレーオフ争いと直接関係のないチームにトレードするだろう」と予想する。つまり、同地区ライバルのレンジャーズやマリナーズは大谷のトレード先の候補からは外れることになる。また、「地理的なライバルであるドジャースへトレードすることもない」とも指摘しており、モレノ・オーナーが大谷のトレードを許可するチームはかなり限られてくる。エンゼルスのプレーオフ争いと直接関係のないチームが優先であれば、ナショナル・リーグへ放出される可能性もあり、その場合は本塁打王やMVPの行方にも大きな影響を与えることになるだろう。

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