オリオールズとダイヤモンドバックスが大谷翔平のトレードに興味

トレード・デッドラインにおける最大の注目株である大谷翔平(エンゼルス)にはほとんどのコンテンダーが興味を示しているとみられるが、今季躍進を遂げた2チームも例外ではないようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、大谷の獲得可能性についてエンゼルスに問い合わせを行っているチームのなかにオリオールズとダイヤモンドバックスが含まれているという。この2チームはトレードを実現させることができるだけの若手有望株を有しており、大谷争奪戦において注目の存在となりそうだ。

エンゼルスが大谷をトレードで放出するかどうかは、アート・モレノ・オーナーの意思次第だとされている。現時点ではエンゼルスがワイルドカード獲得の可能性を残していることもあり、モレノ・オーナーが大谷のトレードにゴーサインを出す可能性は極めて低いとみられる。ただし、モレノ・オーナーが「心変わり」する可能性もあり、そうした場合に備えてペリー・ミナシアンGMは他球団からのトレードオファーに耳を傾けている状況だ。モロシ記者はエンゼルスに問い合わせを行っているチームのなかにオリオールズとダイヤモンドバックスが含まれていることを伝えている。

オリオールズのマーク・エライアスGMは、トレード・デッドラインで買い手に回る方針を示しているものの、レンタルの1選手のために多くのプロスペクトを手放すようなことはしたくないと考えている。ようやく再建期が終わり、これからコンテンド期間が始まるところであり、「今季にオールインする」というやり方がオリオールズにフィットしないのは当然だろう。

一方、ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMもトレード・デッドラインでは積極的に動く方針を示しているが、資金力的に大谷とFAで再契約できる可能性が低い以上、大谷をトレードで獲得するために多くのプロスペクトを手放すことは大きなリスクを伴う。もしエンゼルスが大谷放出を決断した場合、この2チームは大谷獲得に動くのか、プロスペクトをキープして将来を守るのか、難しい判断を強いられることになりそうだ。

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