財前直見、「光る君へ」に意気込み「甘くやさしい空気感を」

2024年よりスタートする大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。新たな出演者発表が7月25日にあり、財前直見が藤原寧子(ふじわらのやすこ)役で出演することが明かされた。

大河ドラマ『光る君へ』で藤原寧子(ふじわらのやすこ)を演じる財前直見 (C)NHK

世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部(吉高由里子)の人生を描く同作。財前が演じる寧子は、藤原兼家(段田安則)の妾で一人息子の道綱(上地雄輔)を溺愛しつつ、『蜻蛉日記』の作者でもある才色兼備な女性という役どころだ。

そんな寧子について、財前は「一夫多妻制の時代、兼家との通い婚の約20年間を、道綱への愛と兼家との不安定な結婚生活で過ごしました。嫉妬と苦悩で『かげろう』のようにはかない身の上を、淋しくも激しく愛を求め、兼家と会えたときはほんわか、甘くやさしい空気感が出せるように演じたいです」と語った。

過去には『炎立つ』『義経』『おんな城主直虎』と大河ドラマへの出演経験も多く、「特に『直虎』では1年間母を演じさせていただいたのですが、出演者みんなの仲が良く、いまだにお誕生日を祝いあっています」と明かした。

ほかの追加キャストには、一条天皇役に塩野瑛久、直秀役に毎熊克哉、赤染衛門役に凰稀かなめ、乙丸役に矢部太郎、百舌彦役に本多力、いと役に信川清順、藤原道綱役に上地雄輔が決定している。ドラマ『光る君へ』は、2024年1月より放送予定。

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