サウジアラビアのアル・イテファクが、リヨンを退団したフランス人FWムサ・デンベレ(27)の獲得を決定的なモノとした。
スティーブン・ジェラード新監督を招へいし、リバプールのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンの獲得が間近に迫るアル・イテファク。
その大物獲得前に、前線の補強候補としてリストアップしていたフランス人FW獲得にこぎ着けたようだ。
移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や複数のフランスメディアによると、アル・イテファクとデンベレはこのたび条件面で合意。すでにメディカルチェックを予約しており、近日中に2027年までの4年契約での加入が決定するという。
パリ・サンジェルマンのアカデミー出身のデンベレは、フルアムでプロデビュー。その後、セルティックでのエースストライカーとしての活躍を経て、2018年夏にリヨンへ5年契約で加入。すると、加入初年度からレギュラーとして活躍。2021年1月からはアトレティコ・マドリ-へレンタルされたが、リヨンでは在籍4年半で公式戦172試合に出場し70ゴール19アシストを記録。
しかし、昨シーズンは4年ぶりの古巣復帰となったフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの加入などもあり、出場時間が激減。リーグ戦23試合に出場したものの、先発はわずか8試合にとどまり、準主力扱いとなっていた。