リキ・プッチがシャビを批判「トレーニングに参加させてくれなかった」

写真:昨夏にバルセロナからLAギャラクシーへ移籍したプッチ ©Getty Images

バルセロナの下部組織出身で、現在はアメリカMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに所属するスペイン人MFリキ・プッチが、スペイン『アス』紙電子版のインタビューに答えた。

プッチはロサンゼルスでの生活について「印象的な街で、快適に生活している。交通量は多いけどね。クラブからは良くしてもらっている。僕はプレー時間と自信を求めてここに来た。そして、それを享受することができている」と語った。バルセロナ時代の同僚で、今夏インテル・マイアミに移籍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ、スペイン代表DFジョルディ・アルバとMLSで対戦する可能性もあるが、その件についても喜びを語っている。

「僕は毎週ブシ(ブスケツ)やジョルディと話をしている。かつてのチームメートと対戦できること、特にバルセロナ時代の僕を大いにサポートしてくれたブシと対戦できることは何よりもエキサイティングだ。彼らはマイアミでうまく適応できると思うし、家族も快適に過ごせると思う」

プッチは昨年8月に21歳の若さでバルセロナを退団し、LAギャラクシーに移籍することになった。バルセロナ在籍時について「監督が次々に替わり、多くの選手が退団し、一時、クラブはめちゃくちゃになった」と振り返っており、さらに「ピッチの外でも快適ではなかった。僕に退団を決意させる出来事があった」という。

「2021-22シーズンが終了する直前、僕はシャビ監督と向かい合って座った。そして彼は僕に対して『君のことを構想に入れていない』と言ったんだ。ジョアン・ラポルタ会長は僕の将来性を評価してくれていて、クラブに残したいと言ってくれていたので、違う考えを持っていたのかもしれないけどね。そしてプレシーズンのトレーニングでは、シャビは数週間、僕を練習に参加させてくれなかった。クラブと契約している以上、僕にはトレーニングを行う義務があり、彼にはそれを禁止することはできないはずだ。それが僕を最も悩ませることだった」

その後「自分を望まない監督がいるクラブにとどまるつもりはなかったので、すぐに移籍の道を探った」というプッチ。現在はアメリカでプレーしているが「ヨーロッパに戻る機会が訪れたなら、ノーとは言わないだろう」と、将来的な欧州復帰にも含みを持たせている。

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