ブライスワイトが2部でのプレーを拒否。チームからの無断離脱を強行

写真:ブライスワイトの身勝手な行動が物議を醸している ©Getty Images

エスパニョールに所属するデンマーク代表FWマルティン・ブライスワイトがプレシーズン中のチームから無断で離脱したようだ。複数メディアが伝えている。

『フットボール・エスパーニャ』によるとブライスワイトは先週の月曜日にチームに合流したものの、わずか1週間足らずでチームを許可なしに離脱。報道によると、ブライスワイトは2部でプレーすることを拒否しており移籍を望んでいるものの、このまま引退することも辞さない構えだという。

ブライスワイトはクラブとの契約を2年間残しており、もし移籍が容認される場合にはクラブが相応の移籍金を求めると考えられる背景から、事態の終結には時間がかかると見られている。

エスパニョールのスポーツディレクターを務めるフラン・ガラガルサ氏は『ムンド・デポルティーボ』に対し以下のようにコメント。ブライスワイトの身勝手な行動に怒りをあらわにしている。

「彼と話したが、彼はここから出ていきたいと言った。しかし状況はとてもクリアだ。選手はエスパニョールと契約を残しており、エスパニョールは彼を構想に入れている。彼が私たちにとって非常に重要な選手だからだ。これ以上は特に言えることはない。彼はここにいたくないということに対して我々ができることは何もない。彼を拘束することはできないが、今回起こっていることは非常に深刻なことで、大きな失望を感じている」

「エスパニョールはこの件に関して全く容認していない。我々はマルティン(・ブライスワイト)という資産を所有していて、彼は礼儀作法から何まで間違っている。彼が戻ってくると信じよう。なぜならもし戻ってこなかったら、すでに始まっているが、彼に懲戒制度を適用する話し合いを始めないといけないからだ。我々は尊敬を欠いた仕打ちを受けており、それを容認するつもりはない。マルティン(・ブライスワイト)からだけでなく、他の誰からだったとしてもだ。クラブの価値観に逆らうことはすべて大きな間違いだ。これは深刻なリスペクトの欠如だ」

ブライスワイトは1991年生まれの32歳。2019年からはスペインに活躍の場を移しており、昨年エスパニョールに加入する以前はレガネスやバルセロナに所属していた。

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