ススキノのホテルから男性の遺体が見つかった事件で、逮捕・送検された２９歳の女が事件の前にも飲食店で被害男性と会っていたことが分かりました。
札幌・厚別区の職業不詳・田村瑠奈容疑者は、父親で医師の修容疑者、母親の浩子容疑者と共謀し、恵庭の６２歳男性の遺体の首を切断し、自宅に持ち帰ったとして、いずれも死体遺棄・死体損壊・死体領得の疑いで逮捕・送検されています。
捜査関係者によりますと、瑠奈容疑者と被害男性は事件当日より前にススキノの飲食店で会っていたということで、その時期や回数などについて調べを進めています。
また、ホテルの部屋からは瑠奈容疑者の指紋は検出されなかったことも分かりました。警察は、痕跡を残さないよう入念に準備して犯行に臨んだ可能性があるとみています。また、警察はきょうも３人が同居する自宅の家宅捜索を行いました。
古谷将太郎記者「３人の自宅からは被害者の頭部やスーツケースなどが押収されたことがすでに分かっていますが、きょうも警察による家宅捜索が続いています。警察は母親の浩子容疑者も遺体を切断する前から計画を認識していたとみていて、３人がそれぞれ事件にどのように関わったのか詳しく調べています」
警察は３人の認否を明らかにしていませんが、事件前から顔見知りだった瑠奈容疑者と被害者の間にトラブルがあったとみて、引き続き動機などについて慎重に調べる方針です。
